人々を幸せにする力、それは夢

「懸命に夢を見て、その夢を紙の上に実際に描かなきゃならない。」
(赤塚不二夫氏の言葉より)

赤塚不二夫氏は、爆発的にヒットした『天才バカボン』をはじめ、『おそ松くん』や『ひみつのアッコちゃん』など、数多くのヒット作品を世に送り出し、「ギャグ漫画の王様」と呼ばれました。その赤塚不二夫氏の人となりを娘のりえ子さんが『バカボンのパパよりバカなパパ』と題したエッセイ(幻冬舎文庫)を出し、後にドラマ化(NHK)されました。赤塚不二夫氏がこだわっていた「バカ」とは、周囲の人々を楽しませ、喜ばせるために自ら裸になるということでした。「周り目線」を貫き、「笑いは人を幸せにする。だから、この世で一番大切なんだ。」と熱く語っていたそうです。この夢の名言は、赤塚不二夫氏が人々を幸せにするマンガを作るために必要なイマジネーションをどうやって掘り起こしてきたかを物語っているものです。夢が起点となって、素晴らしい漫画を描き続けていたんですね。赤塚不二夫氏らしい「周り目線」の発想です。
忙しさに追われ、ついつい自分本位に仕事してしまっていることも多いでしょう。そんな失敗を繰り返してしまったり、人が離れて行ってしまって、深く後悔したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?チームで夢を描く時、その夢がみんなの力で叶うようにするためには、「周り目線」で考えた夢づくりとそこに向かう道筋づくりを心がける必要があります。是非、一度、自身の夢を検証してみましょう。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。