自ら掲げた旗に運命を託して

「みんな生涯に一度、自分はどうするかという瞬間が来てるはずなんですよ。その瞬間に自らの意思で旅立つかどうか、それで運命が変わる。それぞれの旗のもとに、あなたの夢を果たしてほしい。」
(松本零士の言葉より)

松本零士は、『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』など、SF漫画作家として少年・少女のみならず、多くの人々の心を掴んできた巨匠。9歳の時に手塚治虫(語れる夢をいくつ持っているか | C’s CollectIon株式会社 | 企業経営サポートの専門家 (cs-collection.co.jp))の作品に影響を受け、後にアシスタントも務めたこともあるそうです。
この言葉は、映画『キャプテンハーロック』公開時(2013年)のインタビューで松本零士が語ったものです。松本氏が自分の分身ともいうべき存在とする主人公ハーロック。大きなリスクを伴う未知の世界に飛び出していく時、ドクロの旗に運命を託して自らの確固たる意思で大海へと船出した海賊のように、生涯をかけて自分の夢を掴んでいく姿を描きました。自分の旗のもとに自由に生き、たとえ意地っ張りと言われようと、どんなに辛いことがあってもくじけない決意、それがハーロック、そして自分なんだと言っています。そんな自身の生き様をもとに、そして作品『キャプテンハーロック』を通じて、われわれにメッセージを送ってくれています。
「指示待ち社員」に頭を悩ませているという声があちらこちらから聞こえてきますが、これは社員層にとどまらず、今の日本経済の大部分を占めてしまっている大きな課題。外部に問題点を求めたり言い訳をするのではなく、自らの意思で、自らが掲げた旗に運命を託し、夢の実現に向けて力強く突き進みたいものです。
自分の志、目指すところは何なのか?それを明確に掲げ、具体的に進もうとしているか?今、それを客観的に診断してみましょう!弊社がお手伝させていただきます。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。