向こう見ずは天才、力、魔法

「あなたにできること、あるいは夢見ていることがあれば、今すぐ始めなさい。向こう見ずは天才であり、力であり、魔法です。さあ、今すぐ始めなさい。」
Was immer Du tun kannst oder wovon Du träumst – fang damit an. Mut hat Genie, Kraft und Zauber in sich.
(ゲーテの言葉より)

小説『若きウェルテルの悩み』や詩劇『ファウスト』で知られるドイツの詩人、ゲーテは両手では足りないほどの恋多き人生を駆け抜けました。そして恋を経験するたびにその想いをもとに作品を残したと言われています。その人生を覗いてみると、ゲーテの「向こう見ず」な一面が見えてくる気がします。
「向こう見ず」を辞書で調べてみると、「将来のことを考えずに行動すること(人)」「結果がどうなるかも考えずに事を行うこと(人)」「無鉄砲」などとあまりイメージの良くない言葉が出てきます。確かに、掲げた夢を実現するためには、しっかりと準備し忍耐強く継続して取り組むことが重要だとよく言われますが、そもそも一歩目を踏み出さないことには、何も始まらないのも事実です。
私は2016年から3年間、マラソンに熱中しました。10kmやハーフマラソンにチャレンジしながら、「人生の中でいつかはフルマラソンに出場したい。」と日々、トレーニングに励んでいました。そんな私の頭をハンマーで殴ってきたのが、堀江貴文氏の著書『多動力』でした。その書籍の第2章「バカ真面目の洗脳を解け」の中にある「見切り発車は成功のもと」を読んだ時、私は自分の中に忘れそうになっていたもの、だんだん影が薄くなりつつあるものに気づかされました。そこには、こう書かれていました。
“何かに向けて準備していることはないか?フルマラソンに出るために毎朝ランニングしてはいないか?準備している時間は無駄だ。今すぐ直近のフルマラソンにエントリーしよう。”
堀江氏は、「準備万端にしなければならない。」などという思い込みを解かねば、数多くのプロジェクトはこなせない!と私にぶつけてきました。私は忘れそうになっていたものを取り戻し、その場で4ヶ月後開催のフルマラソンにエントリーしました。そこからは、掲げた目標「サブ4達成」に向けて逆算方式でトレーニングを重ね、結果、素人ながら初マラソンで3:58:22、2ヶ月後の大会では3:49:22と連続してサブ4を達成しました。「思い立ったら今すぐ始める」ことの大切さをしっかりと思い出させてくれました。
以来、第一歩を躊躇することなく踏み出しているか、まずは行動!を常に心がけているかを日々自問自答しながら活動しています。
準備に無駄な時間を費やすことなく、思い切って第一歩を踏み出しましょう!
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。