自分で選んだ道は最後まで諦めない

「自分で描いた夢。自分の選んだ道だから、最後まで諦めずにやり遂げる。それが夢を実現させる。」
(志村けん氏の言葉より)

一昨年の3月、新型コロナウイルスに感染し、この世を去った志村けん氏。1968年、高校卒業目前の2月にいかりや長介氏の自宅に押しかけ、弟子入り志願を直訴し、加藤茶氏の付き人などを経て、1974年にドリフターズの正式メンバーとなりました。そして『東村山音頭』の大ヒットで一躍人気者になり、その後も「変なおじさん」や「バカ殿様」など、人気キャラクターを生み出し、国民的コメディアンとして活躍したことは誰もが知るところです。70歳で亡くなるまで常に夢を追い続け、新しいことに挑戦し、笑いと感動を届けようと努力した彼の姿は、多くの人々から支持を集めました。
そんな志村けん氏のお父様は、とても真面目な方だったそうで、家庭内にはなかなか笑いというものが存在しなかったと言います。そんなお父様が、ある日、テレビのお笑い番組を見ていて笑った姿を目の当たりにした志村けん氏は、そのコメディアンに感動します。「このお父さんを笑わせた!」と。これを機に、志村けん氏は「僕もお父さんを笑わせたい。」とコメディアンを志すようになり、いかりや長介氏のもとに向かったのです。それからは、どんなに厳しい問題にぶつかっても、子どもの頃に描いた夢を諦めることなく、必死で追い続けました。
この言葉は、そんな志村けんさんが我々に残してくれた教訓だと思います。自分が描いた夢、自社が掲げたビジョン。たとえどんなことがあったとしても、決して諦めることなく、追い続け、最後までやり遂げましょう!必ずや手にすることができるはずです。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。