夢のない企業はダメ

「企業も夢を持ち続けていきたい。夢のない企業はだめだと思いますから。」
(樋口廣太郎氏の言葉より)

樋口廣太郎氏は、不振にあえいでいたアサヒビールを立て直した男。住友銀行(現三井住友銀行)の副頭取を辞任し、同社に入ると「スーパードライ」の発売、大ヒットによって業績を一気に回復させました。その売り上げは、在任6年間でなんと3倍にまで拡大しました。まさに最強の経営者です。
樋口氏のこの言葉には前文があります。その全文は、「私は大きな会社になろうとは言ってきませんでした。いい商品を作り、社会の人々に好意をもって迎えられる会社、ビッグ・カンパニーではなくグッド・カンパニーを目指そう、そしてそれをアサヒビールの夢にしようとしたのです。人が美しいもの、いいものに対するあこがれを持つように、企業も夢を持ち続けていきたい。夢のない企業はだめだと思いますから。」となっています。樋口氏は、「夕日ビール」とまで揶揄され、苦しんでいたアサヒビールに夢を掲げました。そして、社長自ら酒屋や飲食店を回り、社会の人々に好意を持って迎えられるグッドカンパニーを目指すという夢を必死になって追いかけたのです。そんな樋口氏の姿勢が、社員だけでなく、取引先にも伝わり、夢が共有され、大きなリーダーシップが生まれたのです。
最強の経営者、樋口氏は、夢がない企業はダメだと言い切ります。夢は人間が高いモチベーションを持ち、成長する原動力だと言われますが、人間によって構成されている企業も同じ。企業にも夢が必要なのです。貴社が掲げるビジョンに夢はありますか?社員のみならず、取引先、社会の人々がワクワクするようなビジョンを描きましょう!
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。