夢は努力すれば実現できる

「君たちも宇宙へ行ける。努力すれば、夢はきっと実現できるのだから。」
(エリソン・オニヅカ氏の言葉より)

ハワイ生まれの日系3世、エリソン・オニヅカ氏は、NASAの宇宙飛行士として1985年にスペースシャトル・ディスカバリー号で初飛行しました。その5年後の1990年、日本人初の宇宙飛行を秋山豊寛氏がソユーズに乗り込んで実現しました。オニヅカ氏は無重力の中で日本食を食べる実験をするなど、祖国に思い入れがあり、日本人宇宙飛行士の誕生を切望していました。そんなオニヅカ氏が祖父母の故郷である福岡県を訪ね、地元の中学校での講演でこの言葉を日本の若者たちに授けました。しかしながら、初飛行の翌年、1986年にオニヅカ氏を再び宇宙に向けて打ち上げられたスペースシャトル・チャレンジャー号は、打ち上げ72秒後に爆発し、オニヅカ氏は帰らぬ人となってしまいました。
夢に向けて努力し、その夢を叶えたオニヅカ氏は、われわれにその夢に向かう姿勢を教えてくれました。以来、日本人宇宙飛行士は12名を数え、昨年の12月には前澤友作氏が民間日本人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在しました。このように夢は言葉とともに受け継がれています。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。