夢見る力、信じる力

「そこは夢がかなう場所なんだ。信じれば、必ず行ける。」
(映画『ネバーランド/Finding Neverland』のキャッチコピーより)

この言葉は、2004年公開の映画『ネバーランド(FINDING NEVERLAND)』のキャッチコピーからの引用です。映画『ネバーランド』は、『ピーター・パン』の作者ジェームス・マシュー・バリ(実現不可能な夢はない | C’s CollectIon株式会社 | 企業経営サポートの専門家 (cs-collection.co.jp))がピーター・パンのモデルとなった少年と出会い、『ピーター・パン』を書き上げるまでの実話を映画化したのもであり、このジェームス・マシュー・バリをジョニー・デップが演じています。
幼少期に父親を亡くした4人兄弟の三男ピーターは、その失望感を乗り越えるために「早く大人になろう」と背伸びをしている少年でした。そんな少年ピーターにジェームス・マシュー・バリは「夢」を見ることの素晴らしさを教え、心を開いていきます。子どもから大人になると失われると言われる「夢見る力」、「信じる力」。この大きなテーマに正面からぶつかり、今もなお世界中の人々から愛される『ピーター・パン』を書き上げたジェームス・マシュー・バリからは多くのことを教えてもらえます。
先日、お世話になった方からメールをいただきました。約30年間、想い続けてきたものを実現できた、手にすることができたという内容でした。子どもの頃には、ほとんどの人が持っていた「夢見る力」「信じる力」を日々少しずつ忘れ、手放してしまった先にある「現状維持バイアス」。メールをくださったこの方は、「昨日と同じ今日」「今日と同じ明日」に満足してしまう大人の限界から見事に脱却し、「信じる力」と「強い信念」で長い長い道のりを乗り越えられたのだと思います。
企業という大きな生き物に「夢見る力」「信じる力」を根付かせ、掲げたビジョン、あるべき姿に向かって全社員が一丸となって取り組んでいくためには何が必要なのか、今一度、時間を作って考えてみましょう。
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。