夢をしまっておく場所

「いつも心の中に夢をしまっておく場所を空けておきなさい。」
Always make the room where a dream is put back in mind.
(キング牧師の言葉より)

アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として知られ、後にノーベル平和賞を受賞したキング牧師。彼はインド独立の父、ガンディ(道を切り拓くもの、それは夢 | C’s CollectIon株式会社 | 企業経営サポートの専門家 (cs-collection.co.jp))に啓蒙され、その運動は一切抵抗しない「非暴力主義」が貫かれていました。LIFE誌が1999年に選定した「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」では、30位にランキングされています。
そんなキング牧師の言葉ですが、「夢をしまっておく場所」、どんな意味なのでしょう。夢をなかなか持つことができていない人が多いことは何度も書かせていただいていますが、一方で夢は持っていたのにいつの間にか、どこかへ消えて行ってしまったという方も実は沢山いらっしゃいます。日常的な仕事や家庭環境の変化などによって、忙しくなり、いわゆる「忙しさにかまけて」だとか、「忙殺されてしまって」だとか、「心に余裕がなくなって」といったような状況に陥り、せっかく抱いていた夢を追いかけることを忘れてしまっているケースをよく見かけます。もったいないですね。
では、そんなもったいない状況をどうすれば脱却できるのでしょうか?是非、自分を見つめる時間、自分の時間を整理する時間を確保してみてください。一日5分でも10分でも構わないので、必ず毎日。そうです、一日を振り返る時間を作るのです。そして、自分の夢は何か?そこに向かって歩みを進めることができているのか?これは会社にとっても同じことが言えます。会社はどこへ向かっているのか?ビジョンは何か?この振り返りの時間を持てるか否かで大きく変わってくるのです。あなたも、貴社も夢をしまっておく場所をしっかりと確保し、少しずつでも夢の実現に向けた一歩を進めましょう!
[ビジネスプロデューサー 古澤秀彦]

毎週月曜日、「夢創造実現Project」と題し、夢にまつわる名言からの学びを考えてまいります。